先月、中国社員の父親を日本へ連れて来て 糖尿病治療をしました。(私の2歳年上の49歳) 私の友人がドクターで、その病院へ入院させて頂いたのです。 中国で糖尿病は日本同様非常に多くの患者が いるようですが、糖尿になった=薬を飲もう、 (中国人は薬が大好き、苦労しないで薬を 飲んで治すのが一般的)となります。 まして、それでも血糖値が下がらない場合は すぐにインシュリン注射の治療になります。 こうなったら、自力で膵臓からインシュリンが 出にくくなり、ずっと注射のお世話になってしまいます。
彼もまた例外では無く、中国の病院では、薬を飲め インシュリン注射をしろ、と言う診断を貰っていました。 私は友人のドクターに相談し、それでは日本で 治療をしてみよう、(糖尿病教育入院と言います) と言う事になり、ビザを取得し来日してすぐに入院しました。 当初空腹時血糖でさえ250以上、食後2時間では350を 超える数値で重度の糖尿病でした。 入院直後からカロリー制限、1日1600kcalとし 間食は一切無し、食後は運動を義務付けられました。 普通の中国人は殆どが口先だけの根性無しと思って いる私ですが、いやはや、それは一生懸命やったそうです。 運動も自ら進んで行き、煙草も1日3箱吸ってたのを1日5本 まで減らし、その効果も含め病院の的確な診断と指示で なんと、2週間で血糖値が100を切りました!これは驚きなんです。
糖尿病になりながら、「我慢」が出来ず薬に頼ってしまう 自分でコントロールが出来なくなってしまう、これが一般的だと思いますが、そんな前に日本で診察を受けて本当に良かったんじゃないかと思います。 私の家系も糖尿が多く、遺伝すると言われていますが 2年前は伯父が50代の若さで失明後にすぐ亡くなりました。 真綿で首を絞めるような病気と言いますが、まさにその通り 怖い病気ですよね!気をつけねば!
今回は彼のやる気が無ければ変化はなかったと思います。
やる気と言えば・・・・
当社にはモジモジ君と言うあだ名の社員がいます。 何事もはっきりせず、自信が持てず、モジモジしています。 40にもなってこれじゃぁ、社会人失格、今まで良く 社会人でいられたなぁ、と逆に感心してしまいます。 職安経由で来る社員がこの手が多く、転職の繰り返しを しながら生きて来ています。 学生時代に部活等で運動をし先輩にしごかれ、気合を 入れさせられた経験があれば少しは根性も座ったんだと 思いますが、何かあればすぐに逃げ腰でモジモジ君になっちゃいます。 今回、糖尿治療で異国の地を訪れ言葉も一切通じないのに 指示を真摯に受け止め頑張った外国人とつい比較してしまいました。 退職するにしても、ここで社会の厳しさや 社会人たるものの意味をしっかり叩き込んでやらねば、また同じ事を繰り返す事になるでしょう。鬼になって対処せねば!
モジモジ君に変化が現れるのはいつの日か? それとも、また転職してしまう繰り返しか? 今後が楽しみです。 もしかしたらHPで「モジモジ君日記」が 連載開始になるかもしれません(^^♪
By 社長
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