６月から作業を開始し、早４ヶ月を過ぎ
やっと、ジャッキー修理依頼の車両がほぼ
完成しました。
一番厄介だったパジェロ、回りの部品を外し、
錆を取り、駄目な箇所は溶接して、ステッカーを
剥がし、全塗装をして、新たに全てのステッカーを
製作し貼り付け、内装も一新しました。

同時にFTOもほぼ完成です。
この数ヶ月間、こればっかりですが、
ここまで奇麗になると嬉しいものですね。

さて、当社工場では、FRP全廃に向け動いています。
ワンオフやOEM、カーボン製品は仕方ありませんが
その他は全てABS製品へ変更するよう指示をしています。

FRP製品を作って１０年以上ですが、常に付き纏う
諸問題の数々、気泡、空洞、FRPの厚さや変形、
型崩れ、１０年以上前なら、どこの板金屋さんも
加工してでも取付をしていましたが時代が変わったのか
純正品のように「ポン付け」じゃないとクレーム。
社員も商品知識を勉強しないのがいるせいか、
アドバイスさえ、しっかり出来ないのでいい加減な回答をし
顧客とトラブルに発展する、、、、、など。
また当社は中国で生産をしているが、工員のレベルの差や
国民性の違い、そこでの戦いの日々、嫌気がさしてます。

委託工場でなら良いのですが、自社工場では逃げられません。
何度言っても治らない社員、工員。叱れば不愉快な態度や
不貞腐れた顔をする始末。
（とはいえ、本社でもそういった社員がいて恥ずかしいが）
FRPは工員が手作業で製作するもの、いい加減なやり方では
絶対に良い製品は作れないものです。
いくら熟練した作業者でも、気分次第では製品の品質に
大きく関わってしまうんですね。
これを払しょくするが為、工場へ資金を投入しABS真空成型機
を導入しました。
当然、型は今までとは違うし、コストは高い、材料のabs
板も馬鹿に出来ない金額ですが、何と言っても１００％
リサイクル可能、工場ではゴミが殆どでなくなりました。

ジャッキーのレストアと、同時進行でのABS製品生産、
いやぁ、忙しかった事。あっという間の時が過ぎました。
来月はレストアした車両６台を上海のジャッキー・チェン
ミュージアムへ納車です。

By　社長