
またまたギターのお話です。 前回、石塚木工さんで改造して頂いた リッケンバッカー4001Sベースを 中国へ持ち込んで、空いている時間を 改造につぎ込んでいる私です。
ギターのヘッド(糸巻きに部分)を大きく する改造を石塚さんへ依頼しましたが、 この形状を我が敬愛する元ビートルズの ポールマッカートニーの使用していたような 形状に細かく修正しています(決して仕事はサボってません・・・?)
色々なデーターを取り、ヘッドを細かく修正しました。 ヘッドの左右にあるウオルナット材をオリジナルのを カットし大型にする作業を石塚さんへ依頼しました。 また、横だけでなく、縦の寸法も2cm程度大型にする為ここもメイプル材を継ぎ足しました。 さすが、石塚さん、しっかり木目が合うように木材を探して接着してくれました。 その後、形状を何度も削っては見比べ、現在の形に落ち着きました。
そして今回、0フレットを追加しました。 更に、光沢のあるクリアーラッカー塗装を全て剥ぎ、艶消しの塗装をしています。この作業は大変です。 クリアーが結構厚くのってたので、研いではチェックの繰り返し、そのお陰で20年前に購入した当時の色が蘇りました。 塗装は当然光沢が無い、艶消しクリアーです。 工員へ命令し、町の塗装屋へ行かせましたが、何を勘違いしたのか5Kgも買ってきて・・・アホです(泣) 塗装を3度繰り返し、最後に1000番の紙やすりで磨きバフを掛けて仕上げました。
更に、今のギターは機械で作られる部分が多いのですが、1960年代は全ては職人の手作業です。 60年代のこのベースはエッジがすごく立っているんですね。 聞く所によると、今は何故エッジを無くしてしまうのか、 それは塗料があまり乗らないからだそうです。それを最後にバフ掛けすると塗装が取れてしまうからだそうです。なるほど! 今回塗装を剥いだのと、1mm程度表面を研磨したので60年代のギターのようになりました♪ また、アメリカからブリッジ(先端の弦を通す金属部分)をビンテージのものを輸入購入し、交換しました。
完成までまるまる10日間かりました!
とまぁ、オタクっぽいんですが、このベース購入してから20年、もう私の手元から 死ぬまで離れる事はない愛器の1つ、それなら思う存分改造してやれ!ってんで、チョコチョコやっているんです。 車は長女へ、ギターは次女へ、遺産相続です(笑)
ギターいじり。はっきり言って・・・・「楽しい」です。 定年後は(定年あるのか?)ギター職人目指してます! 早くジジィになりたいです(笑)
By社長

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