こんにちは♪
最近の自動車は燃費が向上し、ガソリンエンジンは過去20年間で燃費が1.5倍になったといわれております。
エンジンは燃料を燃やした爆発の力でピストンを動かしていますが、その多くは熱として逃げてしまうため、エネルギーをどれぐらい利用できているかを示す「熱効率」は最大でも30%。低速運転のときには15%にとどまっているそうで、70〜85%のガソリンは車を動かすためのエネルギーに変換することなく、その多くが熱として逃げてしまっているそうです!!
しかし、より効率的な燃焼方法を探る研究が進んでいるそうです。
早稲田大学の内藤健教授という方を中心に、60%以上もの熱効率が期待できるエンジンを開発しつつあるそうです。
詳しい仕組みわかりませんが、シリンダー内に複数の方向から音速に近い速さで燃料と空気を吹きこみ、中心で衝突させることで、燃料を一点に集中させ、ここで燃焼させる仕組みでだそうで、こうすることで、燃焼する際の熱が外部に逃げにくくなるなど、より効率良く力を取り出すことができるということなのだそうです。
自動車メーカーではなく大学の研究室というところがスゴイですね!!
実際はまだ、排気量30CCの試作機ですが、燃焼試験を行ったところ、計算どおりの出力が得られたほか、エンジン周辺の温度もほとんど上がらず、熱が逃げていないことが確認できたそうです!!
実用化できれば、自動車の燃費が現在の倍近くに伸びる可能性があるということで、内藤教授のもとには、自動車メーカー10社余りが視察に訪れ、技術協力の話も進めているということです。ただし、現状では燃焼が安定しないなど技術的な難しさも残されているということで、実用化までには少なくとも5年から10年程度かかるのでは、とのことです。
でも優秀な日本の技術者の方々ですから、そう遠くない将来実用化されるのではないかと期待されますね!!
By タカ
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