前回のブログにもアップされていましたが、
結晶塗装にTRYしてみました。

すでに３８年前の車、ロータスヨーロッパ。
カムカバーは赤に塗装され直していましたが
やはり、塗装に亀裂が入り、剥がれていたり
ずっと塗装をしたいなぁ、と思っていました。

聞くところによれば、これを専門店へ
出して塗装を掛けて貰うと３〜４万円かかると
言う事でしたので、それなら挑戦して
駄目だったらショップさんでやって貰おう
と言う程度で作業開始しました。

まずは、カムカバーを外します。
この車、年代のせいでしょうか、ガスケットが
コルクなんです。今じゃ信じられませんね。
そして、当然そんなんじゃオイルが滲んだりし
漏れてきます。
ですから前オーナーさんは、そこへシール剤を
塗って漏れ防止をしていました。
これを剥がすのが一苦労です。
ゆっくり丁寧に傷が付かないよう、ゴミが
エンジン内に入らないよう、慎重に作業です。

外したカムカバーは、塗装を剥がすために
市販の強力剥離剤を（２０００円前後）使用し
塗装を剥がしていきます。
これまた、これが大変！
一度では剥がれないので、塗ってはワイヤーブラシで
こする、を繰り返し、最後はシンナーの液に
付けながら脱油脂をしていきます。

結晶塗装のスプレーが３０００円前後で
売られています。しかし、難点は焼き付け塗装を
しないと、この結晶が出ない、と言う事です。
それにはカムカバーが入るような窯が必要。
今回はブロックを積み上げ、簡易窯を作って、
そこへジェットヒーターを直噴し、１５分程度
焼いて行く、と言う大胆な方法を試しました。
見ていると、みるみるうちに塗装が縮れて行きます。
その後、自然冷却をし、１日ゆっくり乾燥させて
完成しました。

その後カムカバーを組み上げ、オイルが漏れていないか
エンジン始動の検査。
最初は塗装の焼ける匂いとシール材の焼ける匂いで
ハラハラしましたが、何とか完成しました。

この結晶塗装、エンジンルーム内がすごく
カッコよくなりますのでお勧めです。
いかがですか？

By　社長