前職の上司に言われた事があります。
もう２０年以上前の話です。

「森田、歩く時はダラダラ歩くなよ。
ダラダラ歩けば心もダラける」

なるほどな、気合がある奴はしっかり歩く、
一歩一歩早くとも踏み締めて歩くものな。

工場にいると常々そう思う。
農民出身の工員が多い中、歩く速度は
ビックリするほど遅い、靴を摺りながら
ダラダラ歩く。
こんな工員はやはり良い仕事をしない。
評価が低い社員の一例だ。

よく靴のかかとをふんづけて歩くアホもいる。
日本でも見かけるが、好きではない。

昨日、本社では決算月が終わった。
成果をしっかり出した社員もいれば
スタートが切れず夏休みを延長したような
結果を残せない社員もいる。
工場でも今朝は会議を開いた。

中国農民を前にした会議はやる気がなくなる。
ポケットに手を入れたまま聞く奴、
ヘラヘラなぜか口を開け歯を見せて聞く奴
指をからませて、別な事を考える奴
そんなのが半数近くいるのが悲しい。
現地では、こういった態度が仕事の評価に
繋がらない。

しかし日本では違うと思う。
やはり「態度」で向かい合う仕事は
モチベーションも上がる、そして成功するんだよ。

ジャッキーは早歩きで、ダラダラしない。
撮影中は機敏に動く、目が輝く。
数年前にジェット・リーさんにも会った。
彼もそれはそれは機敏に行動する。
さすがハリウッドで成功した人間だ。

ふと今日９月１日、本社、工場では会議の日、
そんな事を思った。
まずは、いつもより早歩きしてみようぜ。

By社長